どうも、カイです。
シストレに限らない話ですが、FXを始めるためにはFX業者の口座を開設する必要があります。
口座開設したことがある方ならとお分かりいただけるかと思いますがが、FX業者は大きく国内のFX業者と海外のFX業者の2つに分けることができます。
このブログの口座のおすすめランキングでも海外のFX業者と国内のFX業者の両方が入っています。

海外のFX業者といえば怪しいイメージを持たれる方もいるかと思いますが、非常にサービスが充実しており、利用者が増えているのも事実です。
国内と海外ではそれぞれに強みがあるので、違いについてよく理解しておくとよりよい環境でトレードができるでしょう。
そこで今回は、海外FXのメリット、デメリットについて紹介したいと思います!
Contents
海外FXって何?
まず初めに海外FXって何?というところですが、一般的には海外FXとは海外の法人が運営しているサービスを通じてFXを行う事を指します。
読んで字のごとくですね。
昔から海外のFX業者は日本と同様に多数存在していましたが、最近になってそのサービスの内容から日本人の利用者が増えています。
海外FXのメリット
レバレッジ制限がない
海外FXの利用者が急増したきっかけはコレにあります。
日本では平成22年に施行された「金融商品取引業に関する内閣府令」によって、国内のFX業者では個人のトレードはレバレッジが最大25倍までという制限がつくようになりました。
レバレッジ規制は投資家の過度な取引を抑制し、投資家を保護するという目的がありましたが、今までハイレバレッジで利益を出してきたトレーダーからすると、不満が出るのは容易に想像できますよね。
海外FXは海外に本社を置いているため現在でもレバレッジの制限を受けず、各ブローカーによって最大レバレッジを任意に設定しています。
例えばTitanFXなら500倍、XMTradingなら888倍ですね。
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現在でもハイレバレッジで取引ができるということが現在海外FXブローカーが人気である最大の理由といえるでしょう。
ゼロカットシステムを採用している
海外FXのもう一つのメリットとしてはゼロカットシステムを採用していることが挙げられます。
国内FXブローカーに―おいては「追証(おいしょう)」という制度があり、有事の際に口座に預けておいた証拠金以上の損失が出てしまった場合、マイナス残高分を請求されてしまいます。
よくある脅し文句ですが、FXで負けてウン千万の借金ができて~というような話はこの追証によるものでしょうね。
つまり国内FXでは預けたお金以上の損失が出る可能性があるということになってしまいます。
一方で海外FXは先述のゼロカットシステムを採用しています。
これはどういうことかというと、先ほどと同様のことが起きた場合、マイナス残高分はブローカーが肩代わりしてくれるという制度です。
つまり、どんなに損失が出ても預けた金額以上はなくならないということです。
ハイレバレッジという点や国外という点から怪しいイメージがある海外FX業者ですが、じつは国内FX業者よりも低リスクで運用できるといえるのではないでしょうか?
これらの点から、私は初心者こそ少ない元手から始められ、借金を負うリスクもない海外FX業者での口座開設を強くおすすめしています。
海外FXのデメリット
というわけで基本的に初心者の方には海外FX口座の開設をすすめている私ですが、すべての人に当てはまるというわけではないと考えています。
海外FXのデメリットについても見ていきましょう。
税金が高くなる可能性
海外FXにしろ、国内FXにしろ、ある程度の儲けが出た場合には納税、確定申告をする必要がありますが、
利益が出た金額によってはこの両社間では支払う税金の額に大きな違いが出ます。
一般的には、1年間の利益が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。これによって、納税する金額が決まっていきます。
国内FXと海外FXの税金の違いは、国内FXは申告分離課税、海外FXは雑所得という扱いになるという点があります。
申告分離課税は利益の額に関わらず一律20%と決まっているため分かりやすいです。
一方で雑所得の場合は利益によって税率が変わってきます。
具体的にいうとこんな感じです。(所得税+住民税)
195万円以下 | 15% |
---|---|
~330万円以下 | 20% |
~695万円以下 | 30% |
~900万円以下 | 33% |
~1800万円以下 | 43% |
~4000万円以下 | 50% |
4000万円超 | 55% |
利益が330万円を超えると、税率は20%を超えてきますので申告分離課税より支払う税金が高くなってしまうということですね。
極端な話をすると、仮に利益が1億円出た場合。
国内FXは一律20%なので支払う税金は2,000万円です。
一方で海外FXでは55%なので5,500万円も支払わなければいけません。(経費とかそういう話をなしで考えた場合です)
元手が潤沢にあり、利益がたくさん見込まれる場合には、ハイレバレッジの恩恵こそないものの国内FX業者の方がトータルで得をするということになります。
損失を繰り越せない
さらにいうと国内FXでは確定申告の際にトレードによる損失も申告することができ、申告分は翌年の利益に繰り越すことができます。
そうすることによって税金を支払う額を抑えることができます。
例えば国内FXで前年に100万の損失を出した今年500万円の利益が出たとしましょう。
この場合、今年の税金は、今年の利益500万円から去年の損失100万円を差し引いた400万円分にかかります。
支払う税金は、
400万円×20%=80万円ということになりますので、
ふつうに500万円分を支払った場合の
500万円×20%=100万円より20万円安く抑えることができるというわけです。
しかし、海外FXでは国内FXのように損失を繰り越すことは出来ませんので、損失を申告する必要はないものの、税金が控除されることはないということです。
まとめ
海外FX業者はハイレバレッジでのトレードか可能で資金効率が高いというメリットがある分、ある程度の利益を超えると税金が高いのが難点ということですね。
これらを踏まえると海外FX業者がおすすめできる方はこんな感じになります。
・元手が少ない人
・取引量の管理になれていない初心者
・ハイレバレッジで大きく利益を出したい人
逆にいうと資金がたくさんあり、最大レバレッジ25倍でも年間で330万円以上の利益が見込まれる方は国内FX業者がいいということになりますね。
国内のFX業者なら圧倒的にOANDA JAPANがおすすめです。数少ないMT4対応業者であり、スプレッドが狭く、EAのフォワードでも多く採用されているブローカーです。
まあ、初心者の方は税金云々いうのは実際に稼いでからにしましょうという話なので私は海外FXがよいと考えてます(笑)
どの口座で開設するべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
それではまた。